未亡人、略奪、監禁。……なのに、この快楽を止められない。夫の葬儀、焼香の香りが立ち込める重苦しい空気の中に、その声は場違いなほど軽やかに響いた。入ってきたのは、――――かつての顔見知り、樋口 爛(ひぐち らん)「お久しぶりぃ、あいちゃん。僕があいちゃんの再婚相手になるから」親族の騒ぎも、あいの困惑も、彼にとってはBGMに過ぎない。爛はあいの腰を引き寄せ、愛おしそうに笑う。その瞳の奥には、長年煮詰めたような真っ黒な独占欲が渦巻いていた。連れ去られた先は、彼の手のひらの上。震えるあいの耳に、爛の楽しげな声が降ってくる。「で、何やっけ?不感症? ぜ〜〜〜〜ったい嘘(はーと)(はーと)(はーと)」爛の指先が、あいの隠しきれない熱を見逃すはずもない。逃げられない檻の中で、あいは自分の体が、この残酷で甘い年下男子の体温に染まっていくのを、ただ感じることしかできなかった。◆仕様・表裏表紙計2ページ+本文113ページ+事務1ページ+おまけ3ページ=119ページ・局所は白海苔修正・形式:jpg、PDF

サークル

キャンペーン

ジャンル

ファイル容量

300.51MB

利用期限

無期限

ジャンル